無題





―よう。



書き溜めていたものとは違う衝動日記です。

無職となって半年以上が経過しましたねー。
そんな中でも今日はここ数ヶ月で一番虚しい一日でした。順を追って話しまりょうた。




-----------------チェケラ-----------------




最近、近所に不審者が居て問題になっているんですよ。
彼奴の行動「マンションのどうやら誰も住んでいないはずの一室に人知れず出入りしているっぽい」というのが特に問題になっておりまして。照明ついてて電気メーターも動いてるんですよ。



管理会社からもらった鍵が無いとマンションの一室って入れませんよね。住人か管理人じゃないと。
で、その一室というのが我が家と同じ階でして。



そもそも俺が知らないだけで、部屋ごとにパート分かれてオーケストラやってんじゃないかと思うほど昼夜問わず近所迷惑な騒音が非常に栄えている音にうるさい人の多く暮らすマンションなので、俺はもう気にせず夜な夜なヘッドンホホで催眠音声とか聴いてるんで不審者のことはクソほどどうでもいいと思ってたんですね。俺もシンデレラの魔法が解けそうな時間帯にノーパンでゴミ捨てに行って帰ってきて抜いたりするし。月夜が男を狂わすことに俺ほど寛容な男は居ないんです。いいですか。





でも今日は不審者のヒト、マジで許しませんからね。





今日の夕方、唯一食卓を囲む家族である母親に自室の明かりが廊下に漏れぬよう目張りを命じられ、反対をしつつも泣く泣く従うことになったんです。



おそらく不審者対策(してどうなるのか、むしろ息潜めてるほうが悪気のあるアブナイ奴だろ)故でしょうが、「いやめんどくさいよ」などと何度かはぐらかした末に「なんでそこまでするの、どっかに人が住んでるのは当たり前じゃん、もしかして引きこもりが住んでることを周りに知られるのが嫌なの」と訊きました。母は「そうだ、いい加減働けよ恥ずかしいと思わないのか」と答えました。俺は納得して、目張りを続けました。



今、自室のカーテンも開けられない状況です。壁紙がガムテープのせいで剥がれたりしないよう要らぬ気を遣った作業でした。人生において最も不本意で不服で無駄な作業でした。
あんまり酷いのでその写真をお見せしたいところですが、画面の向こうでこの記事を読んでいるお前がその不審者かもしれないのでよしておきます。



皆さんも集合住宅には気をつけてください。明かりがついていてもそこは空き家かもしれませんし、逆に真っ暗かと思ったら変なのが住んでいるかもしれません。もし住んでたらパンツ履いているか訊いてあげてください。履いていないと答えたら、それはとても怪しいものですのでどうぞよろしくお願いします。


―じゃあな。